サルの「心の湯浴み」

2011.11.19

さらにいうならば、温泉の恵みを享受するのは、人間ばかりではない。長野県湯田中渋温泉郷の最大の泉源地、地獄谷温泉は、ニホンザルが入浴することで有名だ。彼らは一軒宿の露天風呂にそしらぬ顔で浸かりに来る。これこそ、本当の「混浴」だ。また、北海道函館市のかの川温泉にある市営熱帯植物園でも、ニホンザルが大露天風呂で湯浴みを楽しむ。野生ザルの棲息北限を越えた北海道の寒さは、こたえるのだろう。毎日温泉三昧のサルたちの気持ちよさそうな表情といったらない。

[参考]
四日市シティホテルアネックス - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad305434/
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ホテルメッツ川崎 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad319398/
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横浜国際ホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad331862/
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富士パークホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad325482/
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岩室温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50199.html
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いい温泉に入ったときの恍惚感が、人間とまったく同じようににじみ出ている。瞑想にふけったり、湯船のふちにもたれたり。もちろんからだを洗うわけではないので、まさに「心の湯浴み」である。動物たちが、源泉に含まれるミネラル成分や塩分が地表に露出した場所を探しだし、お互いに争わず共同で摂取していることも知られている。動物の温泉発見伝説も世界中に広がっているのは、あながちつくり話というわけではなく、動物が温泉で傷ついたからだを癒したり、温泉泥に皮膚をこすりつけ、自然に治癒させてきたためだと考えられる。温泉は、生き物すべてに開かれ、その恵みを享受しあう場−何者も排除せず受け入れ、安らぎをもたらす「アジール」空間だと私は思う。「アジール」とは、古代ギリシア語の「アシロン(避難所、不可侵)」に由来するドイツ語で、「平和領域、憩いの場、逃げこみ場」を意味する。これこそが、温泉の本質を表す言葉だと思う。