明るい時間に津軽海峡越え

2011.10.20

弘前を通り、やっと青森着。ここで向きががあり、電気機関車も青函トンネル用のED79に交代したはずである。本来なら夢の中のはずなのに、明るい景色の中を列車は青函トンネルに突入した。青森で進行方向が変わったため、この区間ではラウンジ車は最後尾になる。ゆっくりと景色を眺め、青函トンネルを出て北海道に上陸した瞬間も確認できた。しかし本音をいえば青函トンネル経由の北海道上陸は、裏口から訪問したような気分でどうもすっきりしない。やはり函館を上陸の第一歩としたほうが堂々とした雰囲気だ。青函連絡船はとうの昔に廃止になっているので何をいっても無駄であるが、知内から函館までの津軽海峡線と江差線の区間は落ち着かなく、中途半端な気分だ。函館でラウンジ車に青いディーゼル機関車DD51が二台(重連で)連結された。また進行方向が変わり、上野発車時と同じ進行方向に戻って、列車は函館本線を走り始める。もう午前一〇時近くだから五時間ほどの遅れだ。函館に入る直前の五稜郭で「SL函館大沼号」の煙が見えたのだが、列車は再度五稜郭を通過して、さっき走ってきた江差線とわかれてSL列車を追いかけるように走っている。